日本列島横断ツーリング16日目(伊万里-佐世保) ~辿り着いた果ての先に~
どうもこんにちは、雄一朗です。3/5は16日目、伊万里からのスタートになりました。いよいよ九州の旅が本格化し、旅は後半戦となりました。朝ごはんはホテル内で買ったパンを食べました。それではどうぞ。
朝ごはん pic.twitter.com/Wir0a0eHJL
— 雄一朗@聖夜の天使鵜来bot (@pazyuitiro) 2023年3月4日
伊万里-佐世保市街 ~旧海軍港巡りの最後~
朝8時に宿から出発、バイクには少し霜が降りており少し寒かったですが天気は快晴でした。国道を通り40分くらい走ったあたりで佐世保市に入りました。実は長崎県に来るのは人生で初めてで、佐世保が長崎に入った初めての都市となりました。
そして最初の目的地は旧針尾送信所に向かいました。ここは旧日本海軍が海に出ている艦隊に電信する場所であり、長波(低周波)の送信所で残っているのはここだけだそうです。ちなみに、この送信所はすごく高く、少し遠くからでも送信所の塔が見えます。
そして、一番近くの駐車場にバイクを停め施設を見学しました。デカすぎて写真が収まらん・・・。これは一号塔になるのですが、これは駐車場から一番近い送信所で中は見学することはできません。
この塔の中を実際に見れるのは三号塔になります。その前に受付の人が、ここの塔は大正の建築技術を駆使して100年間現存しており、この先100年まだ耐えるとのことを話していただきました。そして三号塔の、中に実際入りました。
いやここ登るの無理だろ・・・、ファイ・ブレインに出てくる愚者のパズルの方がなんかマシに見えるわ。内部を見学したことによってこの塔の偉大さがよく分かりました。
次に敷地内にある電信室を見学させていただきました。内部は古びていたり崩れていたりしましたが、面影は今でも残っていました。
この塔の大正時代に建てられ、もう1世紀が過ぎてもなお残り続けるのは本当にすごいなと思いました。これが日本にとって間違ったことに使われていたとしてもこの技術というのは本物であると感じました。
この針尾送信所を後にし、次に浦頭引揚記念館に立ち寄りました。引揚とは、第二次世界大戦が終戦した後、アジアに散らばった日本人を日本に戻すことです。佐世保は主に東南アジアや満州からの引揚を主に行い、その経緯や引揚の様子、引揚者の寄贈品などが展示されています。
高専の時の政治経済の先生が、「戦後の日本史を教えるのはタブーとされている」と言っていたことがよくわかる記念館でした。引揚ということ自体は舞鶴の記念館で知ったことでしたが、佐世保だけで130万人も引揚者がいることに驚きました。また故郷に帰れず、伝染病や栄養失調で倒れる日本人も後をたたなかったそうです。大和ミュージアム、鉄のくじら館、そしてこの引揚記念館で終戦してもそこからまた激動の時代があったことを忘れてはいけないと感じました。
引揚記念館を後にし、次に佐世保の中心街にある海上自衛隊資料館(セイルタワー)に足を運びました。ここは、日本の海上防衛の歴史の説明と資料が展示されています。呉の大和ミュージアム、鉄のくじら館は主に船体の技術や旧海軍工廠の話題が重でしたが、ここでは日本の海上防衛、海軍、海上自衛隊の役割や歴史について展示されていました。また展望台からは佐世保の街を一望でき、護衛艦の頭が見えました。
開国からどのように日本海軍は発展し、今の海上自衛隊の防衛につながっているか紐解くことができました。
今日で、これまで横須賀、陸奥記念館、大和ミュージアム、てつのくじら館、軍艦防波堤、佐世保とこの旅で旧海軍にまつわるところを回るのは終わりです。艦これを初めて色々知ることができました、これで勉強することがよろしくないとする人もいるようですが、私にとってはゲームだろうがなんだろうがそれで知って興味を持てるなら素晴らしいことだと思います。この出会いで僕の旅の幅は広がりました。艦これとこれらの貴重な資料とそれを楽しんで勉強するためにこれらの場を作ってくれた方々に感謝です。
佐世保市街-生月島 ~日本本土最西端へ~
セイルタワーの見学が終わり、お昼ご飯に。佐世保といえば佐世保バーガー、なんか本店を名乗っている店に行きましたが40分待つとのことだったので諦めて、近くの公園のそばにあるハンバーガー屋さんの佐世保バーガーを食べました。青空の下でのハンバーガーは最高でした。
お昼!
— 雄一朗@聖夜の天使鵜来bot (@pazyuitiro) 2023年3月5日
青空の下で佐世保バーガー🍔 pic.twitter.com/JYhMog2cf9
そして、さらに西側へ40分ほど、スタートして16日目でここにつきました。
西側を目指していた私にとっては一つのゴールです、長かった・・・。でも終わってもまだまだ走りますよ、ここではまだ終われない。
そしてさらに西へ、平戸を抜けてライダーが一度は行ってみたいであろう生月島へ向かいました。生月島の入り口は有名な生月大橋です。
そして渡った先の道の駅で16日目の看板、ポルシェのお父さんに撮っていただきました。お父さんもバイク乗りらしくこの夏は北海道に行くらしい、私も行きたい。応援していただきありがとうございます!
16日目看板
— 雄一朗@聖夜の天使鵜来bot (@pazyuitiro) 2023年3月5日
生月大橋!!
佐世保まで逆戻りすることは内緒 pic.twitter.com/jCuX8ASiCu
そしてそのまま生月島の大ハエ灯台へ、時間は17時ごろ、空は快晴、待ちに待った生月サンセットウェイに入りました。写真は入り口だけ、あとは大橋まで一気に駆け抜けました。
もう横の夕日が最高でした。道路もアップダウンが程よくあり、ところどころ見える展望が素晴らしかったです。この感動は写真では無理なので、走行中の様子を動画で収めています。下のURLからもし興味があれば見てみてください、無編集ですけど。
そんなこんなで生月島、平戸、佐世保と戻っていきました。夕飯はちゃんぽんです、長崎といえばこれ。ただTwitterではリンガーハットって言いましたが、ここはリンガーハットではないです、道中見つけたので適当に入りました。美味しかったです。
夕飯
— 雄一朗@聖夜の天使鵜来bot (@pazyuitiro) 2023年3月5日
おつかれちゃんぽん!!!! pic.twitter.com/MA4fZJ0c3A
生月島はこの旅では必ず行って、その素晴らしさを肌で体験したいという思いで行ってきました。実際快晴でしたし、綺麗な夕日を横に走る気持ちよさは一生忘れられないし、これは観光ではなし得ないものだと私は思っています。残り二週間ほど、今の自分の愛車だからできる走りをしていきたいですね。
まとめ
3/5は伊万里から佐世保市内を観光、そして生月島までいきました。天候に恵まれ、午前中は勉強させていただき、午後はバイクを気持ちよく走らせることができました。今日のことは一生の思い出に残ったと思います。明日はいよいよ長崎を出てさらに南へ。それではまた。