日本列島横断ツーリング17日目(佐世保-八代) ~記録よりも記憶に残る道~

 どうもこんにちは、雄一朗です。3/6は17日目、佐世保からのスタートとなりました。これまでは自然と人工物の両方を見てきましたが、これからは自然を主に体感しながら走ることになると思います。朝ごはんは宿で食べました。それではどうぞ。

佐世保-諫早 ~マリオカート、ステージ広域農道~

 朝8時半、佐世保の宿から出発しました。歴史で多少やりましたが、長崎はオランダと深い歴史があるのでこの周辺はオランダ街道と呼ばれているそうです。そしてハウステンボスの沿いを抜けて大村につきました。大村を抜ける場合、海沿いの国道と少し内陸側の農道がメインのルートになります。基本的にスマホのナビだとルート表示されるのは国道の方ですが、ツーリングマップルを見て農道の方が走りやすそうだったので農道の方を走りました。

まあこんな名前の農道走るしかないですね。農道ってかなり林道なイメージがあったのですが、大村レインボーロードは海と緑が一望できる道でした、しかも農道なので信号が少なく道も広い。

大村レインボーロード

空は快晴でとても綺麗な道でした。2、30分くらいこの道を堪能し、長崎のお隣の諫早に。少し街中を走ったあと、雲仙への面白い抜け道を見つけたのでそちらへ向かいました。

 案内板を見ると堤防道路と書いていました。マップではシーサイドラインと書いていましたが、橋とかではなく堤防とは・・・。少し疑問が募りましたが、東へすすみ堤防道路の前に着きました。

堤防道路

正面に見えるのは雲仙岳、噴火するとすごい火山です。堤防道路を走り進めるほど、雲仙岳が迫ってきました。ちなみに堤防道路の手前には開門反対の弾幕がたくさんありました、海は大切にしないとね・・・

 長崎のマリオカートステージはとても自然豊かで走っていて気持ちよかったです。快走道がたくさんあった長崎の旅もいよいよ次で最後となります。堤防道路を抜けて、いよいよ火山が中心の雲仙、島原へ・・・。

諫早-雲仙 ~海、山、そして温泉~

 堤防道路を抜けて雲仙、島原へ。この地区は雲仙岳の自然があるとともに、江戸時代初期、島原・天草の乱の舞台となっている歴史のある地域でもあります。本当なら全て回りたいところではあるのですが、時間がないのでこの島を全力で走ることにしました。

 雲仙の走る道は外側が国道、山が近い内側が農道となっています。国道の方はフェリーの利用者などが多いらしいので、農道の雲仙グリーンロードを走りました。ほぼこの雲仙をぐるっと回るように農道が敷設されています。雲仙グリーンロード、がまたすロードを抜けて最初に島原まゆやまロードを走りました。この道は雲仙岳の山肌がすぐ近くに見ることができる林道でとても迫力のある道路となっています。

島原まゆやまロード

正直むちゃくちゃ綺麗でした。まじで今まで通った道で3本指には確実に入る。これは記録よりも記憶に残るような道でした。

 まゆやまロードを走りぬけ、雲仙の火山活動を利用した温泉地があるので、それが見れる雲仙地獄へ向かいました。少し林道を抜けるともくもく煙が立っているところがありました。観光地化されているので、ここで昼食としました。

その後、温泉地を歩いて巡りました。地獄では湯気がたくさん立っていると同時に、温泉地特有の硫黄の匂いがたくさんしていました。中学理科ではこれを腐卵臭というらしいですが、化学から離れた私にほんの少し当時の記憶を思い出させてくれました。またこの雲仙の温泉地は、ヘレンケラーも訪れたことがあるそうです。

雲仙地獄

 この雲仙の地、私の中ではあまり取り上げられない気がしますが、走っててとても気持ちよかったです。何より海と山、そして火山による温泉を一度にここまで楽しめるのは雲仙だけではないでしょうか。この三つを全て記録に残すのは難しいですが、私の記憶の中に深く刻まれた場所となりました。

雲仙-天草-八代 ~バイクを選んでよかった~

 雲仙の温泉地の後はその近くにある仁田峠に向かいました。ここは100円を目安に通行量がかかりますが、一方通行で雲仙岳の山道を堪能できる道路となっています。対面走行だと対向車のカーブが心配だったり、信号や交差点が気になりますが、この道はその心配が一切いりません。

二箇所展望台があるのですが、そのうち最初の展望台に止まりここから見下ろせる熊本の地を堪能しました。

仁田峠から

そしてここで17日目看板、熊本から観光に来た中国系?のお母さんに撮っていただきました。息子さんがバイクに乗っていていろんなところに回っていることや、旦那さんがバイクで北海道を回ったこと、また一緒に来ていた外国人夫婦も嫁さんがバイク好き、旦那さんが車好きということでとても話が盛り上がりました。ありがとうございます!

 

 仁田峠を一周し、ここで雲仙を船で後にしました。船の中では大爆睡して、気づいたら天草の北側の港に到着していました。時間は16時半ごろ、夕暮れにはもちろん走るのは西海岸、すぐさま天草を南に進みました。

 そして展望地で夕日と西側の海を眺めていました。ここの夕日は、向こう岸に島などがなく、一面海と夕日に染まっておりとても綺麗でした。

天草の夕日

ここでも、二組の夫婦に声をかけてもらえました。一組は札幌からキャンピングカーできた夫婦、もう一組は広島から来た夫婦でした。バイクと一緒に写真を撮っていたら親切に声をかけていただき応援してもらいました。バイクできたからこそ声をかけてもらえたのではないかと思うととても嬉しく、バイクを選んでよかったなと思いました。まあ、交通手段だけで見たらバイクは車の完全下位互換ですが、バイクだからこその良さというのは必ずあると思います。まだ僕には答えは出せませんが、それが見つかる日までのんびり探し続けたいと思います。

 17時半ごろ、本当はもっと南下したかったのですが時間の都合上、ここで八代へ向かうことにしました。満月の下の不知火の海岸は最高でした。

 そして20時過ぎに宿に到着、晩御飯はもつ鍋です。

今日はだいぶ長かった、この旅は19時には宿に着くのを目標としてたんですけど天草から八代までの距離を見誤りました。反省ですね。

まとめ

3/6は佐世保から雲仙、天草と走り八代まで向かいました。これまで写真や動画を収めてきましたが、走った感覚は自分にしかわかりません。記録も大事ですが、記憶に残りこの旅が終わった時によかったと思える旅にしたいですね。それではまた。