日本列島横断ツーリング21日目(沖縄周回 Act.1) ~新世界へ~

 どうもこんにちは、雄一朗です。3/10は21日目、那覇からのスタートとなります。この旅始まって3週間となりました、長いようで時が経つのはとても早いものです。いよいよ自分が全く体験したことのない離島、沖縄の地に足を踏み入れました。それではどうぞ。

那覇-名護 ~ぼっち・ざ・ばいく~

 朝8時半ごろ出発、せっかく駐車場有のゲストハウスに泊まったのに数キロ離れた県庁の駐車場に停めてしまう始末・・・チェックはちゃんとしておきましょう。昨日船で那覇入りした時は土砂降りでしたが、今朝は快晴でした。この旅のスタートが2月のつくばだったため、服装は寒さ対策の重装備、しかしこの地は沖縄、半袖のお兄さんお姉さんが無限にいました。上着のチャックを開けたり、ヘルメットのシールドを外すなどして暑さ対策をしましたが、額には汗が流れていました。

 那覇から50分ほど北上し、最初の目的地である嘉手納へ向かいました。特に何か行きたい理由とかはなく程よく走ったらこの辺に着くかなって感じで目的地に選びましたが、ここは米軍の飛行場がある場所でした。隣の道の駅かでなからは、アメリカ海軍の飛行場が一望できました。

嘉手納飛行場

 展望所には、カメラを持った観光客で多かったです、しかし僕がいる間には飛行機が発着陸することはありませんでした・・・無念。諦めて、この道の駅のフードコートで朝食をとりました。

 朝食後は、そのまま海岸沿いを北上しました。海岸沿いはコバルトブルーで覆われており、道路から一望することができました。そして残波岬につき、ここの公園で初めて沖縄の海をバックにパシャリ。

残波岬付近

あ、小汚い老害には気をつけましょう、猫の餌代を要求してきます。この付近の海岸線はほとんどリゾートビーチになっており、観光客だらけでした、ぼっちにはきつい・・・。

 そしてそのまま北上し本部に到着、そば屋さんが並ぶ県道に入り、そこで本部そばを昼食にいただきました。

テレビはWBC一色、頑張ってほしい。

お昼後はその北、の古宇利島に向かいました。角島大橋のように端から見下ろせるコバルトブルーの海は圧巻でした。ただ、角島大橋と違って橋を見下ろせるスポットはなかったですね・・・。

古宇利大橋

島へ渡り、橋の根っこの部分の駐車場で砂浜に向かいました。ほとんどの人が薄い長袖、半袖である中、一人だけバイクの重装備でちょっと恥ずかしくなりましたが、橋と透明なコバルトブルーのビーチを拝んできました。寂しさを楽しむとは・・・

 

古宇利島

 那覇から名護近辺はやっぱり観光客が多いですね、まあ美ら海水族館とかもあるし・・・レンタカーの車番が多いので一目でわかっちゃいます。ぼっちこの独特の楽しみも沖縄の魅力だなと思います。

名護-ヤンバルクイナ展望台 ~ヤンバルクイナって何?ありがとう話してくれて~

 古宇利島を離れ、北上し沖縄本島の北側へ。ここまで来ると徐々にレンタカーが少なくなってきました。途中道の駅に寄ったので休憩しました。ソフトクリームは見つからなかったので、紅芋のアイスクリームをいただきました。

いや今の時期かき氷売ってるのは流石に新世界。

 そのまま最北端まで行っても良かったのですが、かなり時間が余るので本島を横切って東側から北上することにしました。ここの、県道はアトラクションでした。とても空いており一本道で風景もとても良かったです、ありがとうツーリングマップル

ヤンバルクイナまでの道

一部太平洋も見える県道を走り、ヤンバルクイナ展望台まできました。

 ところで、ヤンバルクイナってなんぞやって話ですが、ヤンバルクイナは沖縄北部にしか生息していないクイナという鳥だそうです。従来住んでいなかったマングースなどにより、現在は数を減らしているとのことです。たまーにカラスっぽい鳥を見かけましたが多分あれがヤンバルクイナ・・・のはず。

 ヤンバルクイナ展望台からは沖縄本土の北部の海を一望することができ、とても綺麗な場所でした。入る道が意味わからんほど狭かった・・・。さらに展望台にはでっかい鳥がいました・・・これがヤンバルクイナ・・・、今晩の夢に必ず出てきますね・・・。

ヤンバルクイナ展望台

ヤンバルクイナ

 沖縄の自然がいっぱいの県道とヤンバルクイナ展望台を後にし、いよいよ最北端へ。

辺戸岬-本部 ~最高の夕日と最高の海岸沿い~

 ヤンバルクイナ展望台からすぐに沖縄本土最北端の場所である辺戸岬に着きました。ここで21日目の看板を撮っていただきました。優しい観光客のお父さんでした、ありがとうございます!

ここからみれる景色は絶景でした。終わることのない海、地平線。美しい岬がそこには広がっていました。

辺戸岬

しばらく散策しているとみたことある物体が見えました。これがヤンバルクイナ・・・。いやでか。

辺戸岬からヤンバルクイナ

 日も降り始めたため、辺戸岬を後にし、西側の海岸を通り南下しました。この時の夕日は最高でした。コバルトブルーと夕日のコンビネーションは圧巻でした。ちょうど海をすぐ近くに見渡せるところがあったので、そこで停車し愛車と夕日をパシャリ・・・。いやあ本当に最高です。

夕日が沈んだのを確認したのち、宿のある本部に向かいました。

 夕飯は宿主さんが教えてくれたお寿司屋さんの寿司とラーメン、これだけ食べて1000円、しかも物価高騰前はもう少し安かったらしい。

 今日は、初めての沖縄の地の自然を目一杯楽しむことができました。海岸に広まるコバルトブルーの海、椰子の木、さとうきび畑、パイナップル農家などの南国の農場、ヤンバルクイナ、どれも最高の自然でした。晴れていることも相まって、一日目の旅は非常に良いものとなりました。

まとめ

 3/10は沖縄周回の一日目となりました。どの光景も、本土で暮らしてきた私にとってはとても新鮮なもので感動させられるものばかりでした。明日は沖縄本土の南側を走ります。それではまた。

日本列島横断ツーリング18-19日目(八代-霧島、霧島-鹿児島) ~さらば私の旧世界~

どうもこんにちは、雄一朗です。3/7は18日目、八代からのスタートとなりました。距離を見誤ってしまった昨日、今日は一気に南下します。それではどうぞ。

八代-阿久根 ~地元の人が一番強い~

 朝8時半に出発、天気は今日も晴れ。呉を出てから晴れてしかいないので逆に怖いですね・・・。八代から鹿児島に向かい南下し始めました。昨晩フォロワー様から芦北の海が綺麗との話を聞いたので、ナビのルートを外して、芦北の道の駅に立ち寄りました。

朝食は売店で売られていたオランダ揚げ、なんのことかはわかりませんでしたが、なんかオランダから伝承されて揚げ方をされているらしい。

道の駅に寄ったので、ソフトクリームは準備中だったのでアイスクリームをいただきました。チョコミントなんて久々でした。

 このあと近くの農道を通り、上から芦北の景色を堪能しながら走りました。途中展望所があったのでそこでパシャリ。

芦北 赤崎展望所

農道は本当に走りやすいのであるなら是非とも走りたいのですが、あいぽんのマップからは簡単に弾かれるんですよね。どうにか出るマップアプリはないものか・・・。

 芦北、水俣と熊本の南部の街を過ぎると鹿児島県に突入。いよいよ九州最南端へ辿り着きました。出水を過ぎ、鹿児島の西海岸沿いにある阿久根を走りました。途中、停車ポイントに立ち寄り、ここで18日目の看板を撮っていただきました。撮っていただいたのは地元のライダーさんです、ありがとうございます!

阿久根の海岸は地平線が広がっており、高知の海を彷彿とさせる海岸ぞいでした。また、今日は天気も良かったので海の色が綺麗なコバルトブルーになっていました。

阿久根の海

さすがに18日目になると周りのリアクションもだいぶ変わり、すごいと言われることが多くなりました、何も大したことはないけど。撮ってもらったライダーさんのお二人にこの先のことを聞かれて、枕崎に行くとの話をしたのですが、あまり見るところはないと言われ、指宿の方が散策も走るのも楽しいと言われたのでルート変更することにしました。

 30日の日程で行けるところは限られているので、ここは地元のライダーさんを信じて指宿へ直行することにしました。大丈夫、排気量マウントと悪質なナンパするやつ以外ライダーに悪い人はいない!今日の行程は地元の人のアドバイスでかなり変わることになりましたが、限られた日程ですのでそれも旅だと思います。

阿久根-指宿 ~薩摩半島の果てへ~

 阿久根の海岸沿いを走り、薩摩半島の内陸部へ進み指宿へ目指しました。マップくんは薩摩半島東海岸沿いを走れと言ってきましたが、それは最後に取っておくと決めていたので、それを避けるように進みました。薩摩半島の内陸部はとにかくアップダウンが多く緑豊かで走っていてとても楽しかったです。途中焼肉屋さんも多かったです、飯テロに弱い人は気を付けましょう。

 2時間くらい走るとようやく薩摩半島の先端にある開聞岳が見えました、この時もまだ山道。

開聞岳

徐々に半島の先端にポツンのある開聞岳が近づいていき、目的地である池田湖に入りました。ここで一旦食事処で昼食をとりました。久しぶりのうなぎ。

その後は池田湖を少し散策しました。なんか妙な生き物も発見しました、なんだよイッシーくんって・・・。

イッシーくん

 

そして近くの展望所で池田湖と開聞岳をバックにパシャリ、非常に綺麗な場所でした。

池田湖畔

ただ薩摩半島の先はまだお預けにすることにしました、楽しみはとっておきたい。指宿には他にも砂に埋もれる温泉もありそこは日本でここでしか入れないらしいのでぜひ行ってみてください。重量のあるライダーの温泉は時間も手間も多いので・・・。

 

指宿-霧島 ~最高の入浴にしましょ~

 池田湖の散策を終えて、薩摩半島東海岸沿いを北上しました。途中道の駅があったのでトイレ休憩・・・と思ったのですが、そこの売店に美味しそうなものが売られていたので購入しました。

このたこ焼きには指宿産のエンドウが入っていたらしいです。あとで店員さんに聞かれましたが、全然わからなかったので正直に答えると「改良しますw」と言われました。まだまだ試作段階だったらしいです、美味しかったけどね。さつまいももホクホクしててとてもよかったです、旬の時期にもらいたかったですね。

 そしてそのまま指宿から鹿児島に向けて、海岸沿いを北上しました。交通量がおおかったですが、眺めのいいシーサイドラインでした。また北上したことにより、有名なあの山が一目でわかりました、すごい。

薩摩半島東海岸

 1時間半くらいで鹿児島市内に到着、一度休憩を挟んでから下道で霧島に向かいました。鹿児島から姶良を抜けるまではかなり大変でした。夕方で車が多いし勾配のきつい坂に狭い道、信号も多くて内陸部なのであまり見るものをないのできつかったです。しかし、姶良を抜けて霧島市内に入ると快走道でした。アップダウンが多く緑豊かなワインディングで走っていてとても楽しかったです、しかも空港から少し離れた場所だったので車が少なかった。宿は温泉地を取っていたので、温泉入って、鹿児島の黒豚と大好きな芋焼酎を楽しんで・・・と思いましたが、周りに飲食店はカフェひとつしかなく、居酒屋などは5 km以上離れていました。てなわけでそのカフェで夕食をとりました。

 

カフェの店員さんに「温泉は入りました?」と聞かれ、温泉の方に期待を寄せました。そしていざ入浴。最高でした。この18日間、温泉地には立ち寄らなかったのでこの気持ちよさは格別でした。最初は大浴場で身体を洗い、そのあと別にある露天風呂に入りました。ど平日だったので誰もおらずほぼ貸切でした。満月の下、星を眺めながら入る露天風呂は最高でした。ただラッキースケベはありませんでした、無念・・・

 本日のツーリングは、自分の予定はほとんど変わり、芦北に寄ってみたり、指宿へ行ったり地元の方々にご教授をいただきルートを選びました。結果、素晴らしい景色を見れたり、快走道を走れたりなど、とても良いツーリングになりました。排気量マウントが嫌いすぎてなかなか大型の人に声を掛けれていませんでしたが、実際話すと本当に親切でした。今後も頑張って声を掛けていきたい。

妙見温泉-えびの高原 ~初めての高原地域、腕がなるわね~

 3/8、19日目、妙見温泉の宿を8時に出発しました。霧島市内を北上し最初の目的地、霧島神宮へ向かいました。国宝にも指定されている神宮でとても綺麗でした。

霧島神宮

また展望台から見渡せる眺めもよく、霧島山を見渡すことができます。この霧島神宮、超パワースポットらしいので、今年の正月に引きそびれたおみくじを引くことにしました、もちろん引くのは恋おみくじ。

 

早く金剛とケッカリしなきゃ・・・。お参りをしたのち、霧島神宮からさらに北へ、宮崎県に入りえびの高原に入りました。ここは霧島山の北側に位置し、登山のスタート地点でもありました。ここで19日目の看板をパシャリ・・・。CB400に乗っているお兄さんに撮って頂きました、ありがとうございます!お兄さんも私と同じで春から就職らしく、湘南からここまできたらしい・・・、すごい。

えびの高原

きて早速、霧島連山の壮大さを見にしみました。今日はこのえびの高原をひたすら散策しました。峠道はかなり腕がなります、胸の高鳴りと共にえびの高原を進み始めました。

えびの高原散策 ~でかい、広い、そして壮大~

 まずはえびの高原を北に進み、えびの市街地へ降りました。降りる途中、えびの市内を一望することができ、また自衛隊の広い演習場を見渡せました。

えびの高原展望台

市街地に降りて、道の駅で朝ごはん、宮崎牛のカレーパンと肉まん、地鶏についてはまだ早い。

 その後、広域農道を走り、小林市へ。周りは畑、牧場、園芸農場など農業のほぼ全てがここに詰まっていました。また農道だったのですごく走りやすかったです。

みやのきりしまロード

そして生駒高原に到着、ここからはえびの高原と霧島連山が両方見渡せるスポットで、南に向いても北に向いても素晴らしい光景が広がっていました、当然愛車とパシャリ。なおここには二人乗りのブランコがあるのでインスタ映えさせたい人は行ってみてくださいね、おっさんが乗ると飲んだくれみたいになるだけですが。

生駒高原

 生駒高原の後は南下しえびのスカイラインへ・・・、と言いたかったのですが、硫黄岳の火山活動が警戒レベルだったので通行止めとなっていました、30分くらい走ったのに・・・。引き返して、高千穂牧場へ向かいました。ここは、霧島連山の麓にある観光牧場であり、羊、馬、牛を間近で見ることができます。また、時間が合えば牛の乳搾りの体験ができるなど牧場について楽しく触れ合える場となっています。駐車場では早速羊が出迎えてくれました、嘘ですこっちには振り向いてくれませんでした、みんな草に夢中です

高千穂牧場

 ここの併設されているレストランで昼食、色々メニューがありましたが、カレーをいただくことにしました。ちなみに複数人でこればラム肉の焼き肉とかできますよ。

昼食後は牧場内を散策、羊が毒耐性を持っていたり、馬が実は臆病だったり初めて知ることもありました。牛の乳搾りは時間が合わずダメでした・・・。

羊たち

うし

うま

最後は併設のフードコートでソフトクリームを頂き、高千穂牧場を後にしました。

 雲仙に続き、人生3回目の火山近辺のツーリング、火山活動により泣いた道もありましたが、とても素晴らしい光景をたくさんみながら走ることができました。ドライブの記事などには挙げられるかもしれませんが、絶景スポットにはなかなか取り上げられないところではあると思うのですが、想像を絶するほど本当に眺めが綺麗な場所で何度も息を飲みました。

 そしてえびの高原を後にし、鹿児島へ、船にバイクを積み込み、しばらく本土とはお別れです。いよいよ、日本本土しか走ってこなかった私のツーリングは最後となり、離島への道となります。不安もたくさんありますし、楽しめるかもわかりませんがしっかり走って思い出に残していきたいなと思います。

まとめ

3/7、3/8は八代から指宿、霧島、えびの高原と走りました。さまざまな絶景道を走り、自然の中を走ることの楽しさや気持ちよさを再認識することができました。明日以降は本土を離れます。ほとんど何も知らない離れた地でありますが、楽しんでいきたいと思います。

日本列島横断ツーリング17日目(佐世保-八代) ~記録よりも記憶に残る道~

 どうもこんにちは、雄一朗です。3/6は17日目、佐世保からのスタートとなりました。これまでは自然と人工物の両方を見てきましたが、これからは自然を主に体感しながら走ることになると思います。朝ごはんは宿で食べました。それではどうぞ。

佐世保-諫早 ~マリオカート、ステージ広域農道~

 朝8時半、佐世保の宿から出発しました。歴史で多少やりましたが、長崎はオランダと深い歴史があるのでこの周辺はオランダ街道と呼ばれているそうです。そしてハウステンボスの沿いを抜けて大村につきました。大村を抜ける場合、海沿いの国道と少し内陸側の農道がメインのルートになります。基本的にスマホのナビだとルート表示されるのは国道の方ですが、ツーリングマップルを見て農道の方が走りやすそうだったので農道の方を走りました。

まあこんな名前の農道走るしかないですね。農道ってかなり林道なイメージがあったのですが、大村レインボーロードは海と緑が一望できる道でした、しかも農道なので信号が少なく道も広い。

大村レインボーロード

空は快晴でとても綺麗な道でした。2、30分くらいこの道を堪能し、長崎のお隣の諫早に。少し街中を走ったあと、雲仙への面白い抜け道を見つけたのでそちらへ向かいました。

 案内板を見ると堤防道路と書いていました。マップではシーサイドラインと書いていましたが、橋とかではなく堤防とは・・・。少し疑問が募りましたが、東へすすみ堤防道路の前に着きました。

堤防道路

正面に見えるのは雲仙岳、噴火するとすごい火山です。堤防道路を走り進めるほど、雲仙岳が迫ってきました。ちなみに堤防道路の手前には開門反対の弾幕がたくさんありました、海は大切にしないとね・・・

 長崎のマリオカートステージはとても自然豊かで走っていて気持ちよかったです。快走道がたくさんあった長崎の旅もいよいよ次で最後となります。堤防道路を抜けて、いよいよ火山が中心の雲仙、島原へ・・・。

諫早-雲仙 ~海、山、そして温泉~

 堤防道路を抜けて雲仙、島原へ。この地区は雲仙岳の自然があるとともに、江戸時代初期、島原・天草の乱の舞台となっている歴史のある地域でもあります。本当なら全て回りたいところではあるのですが、時間がないのでこの島を全力で走ることにしました。

 雲仙の走る道は外側が国道、山が近い内側が農道となっています。国道の方はフェリーの利用者などが多いらしいので、農道の雲仙グリーンロードを走りました。ほぼこの雲仙をぐるっと回るように農道が敷設されています。雲仙グリーンロード、がまたすロードを抜けて最初に島原まゆやまロードを走りました。この道は雲仙岳の山肌がすぐ近くに見ることができる林道でとても迫力のある道路となっています。

島原まゆやまロード

正直むちゃくちゃ綺麗でした。まじで今まで通った道で3本指には確実に入る。これは記録よりも記憶に残るような道でした。

 まゆやまロードを走りぬけ、雲仙の火山活動を利用した温泉地があるので、それが見れる雲仙地獄へ向かいました。少し林道を抜けるともくもく煙が立っているところがありました。観光地化されているので、ここで昼食としました。

その後、温泉地を歩いて巡りました。地獄では湯気がたくさん立っていると同時に、温泉地特有の硫黄の匂いがたくさんしていました。中学理科ではこれを腐卵臭というらしいですが、化学から離れた私にほんの少し当時の記憶を思い出させてくれました。またこの雲仙の温泉地は、ヘレンケラーも訪れたことがあるそうです。

雲仙地獄

 この雲仙の地、私の中ではあまり取り上げられない気がしますが、走っててとても気持ちよかったです。何より海と山、そして火山による温泉を一度にここまで楽しめるのは雲仙だけではないでしょうか。この三つを全て記録に残すのは難しいですが、私の記憶の中に深く刻まれた場所となりました。

雲仙-天草-八代 ~バイクを選んでよかった~

 雲仙の温泉地の後はその近くにある仁田峠に向かいました。ここは100円を目安に通行量がかかりますが、一方通行で雲仙岳の山道を堪能できる道路となっています。対面走行だと対向車のカーブが心配だったり、信号や交差点が気になりますが、この道はその心配が一切いりません。

二箇所展望台があるのですが、そのうち最初の展望台に止まりここから見下ろせる熊本の地を堪能しました。

仁田峠から

そしてここで17日目看板、熊本から観光に来た中国系?のお母さんに撮っていただきました。息子さんがバイクに乗っていていろんなところに回っていることや、旦那さんがバイクで北海道を回ったこと、また一緒に来ていた外国人夫婦も嫁さんがバイク好き、旦那さんが車好きということでとても話が盛り上がりました。ありがとうございます!

 

 仁田峠を一周し、ここで雲仙を船で後にしました。船の中では大爆睡して、気づいたら天草の北側の港に到着していました。時間は16時半ごろ、夕暮れにはもちろん走るのは西海岸、すぐさま天草を南に進みました。

 そして展望地で夕日と西側の海を眺めていました。ここの夕日は、向こう岸に島などがなく、一面海と夕日に染まっておりとても綺麗でした。

天草の夕日

ここでも、二組の夫婦に声をかけてもらえました。一組は札幌からキャンピングカーできた夫婦、もう一組は広島から来た夫婦でした。バイクと一緒に写真を撮っていたら親切に声をかけていただき応援してもらいました。バイクできたからこそ声をかけてもらえたのではないかと思うととても嬉しく、バイクを選んでよかったなと思いました。まあ、交通手段だけで見たらバイクは車の完全下位互換ですが、バイクだからこその良さというのは必ずあると思います。まだ僕には答えは出せませんが、それが見つかる日までのんびり探し続けたいと思います。

 17時半ごろ、本当はもっと南下したかったのですが時間の都合上、ここで八代へ向かうことにしました。満月の下の不知火の海岸は最高でした。

 そして20時過ぎに宿に到着、晩御飯はもつ鍋です。

今日はだいぶ長かった、この旅は19時には宿に着くのを目標としてたんですけど天草から八代までの距離を見誤りました。反省ですね。

まとめ

3/6は佐世保から雲仙、天草と走り八代まで向かいました。これまで写真や動画を収めてきましたが、走った感覚は自分にしかわかりません。記録も大事ですが、記憶に残りこの旅が終わった時によかったと思える旅にしたいですね。それではまた。

 

日本列島横断ツーリング16日目(伊万里-佐世保) ~辿り着いた果ての先に~

 どうもこんにちは、雄一朗です。3/5は16日目、伊万里からのスタートになりました。いよいよ九州の旅が本格化し、旅は後半戦となりました。朝ごはんはホテル内で買ったパンを食べました。それではどうぞ。

 

伊万里-佐世保市街 ~旧海軍港巡りの最後~

 朝8時に宿から出発、バイクには少し霜が降りており少し寒かったですが天気は快晴でした。国道を通り40分くらい走ったあたりで佐世保市に入りました。実は長崎県に来るのは人生で初めてで、佐世保が長崎に入った初めての都市となりました。

 そして最初の目的地は旧針尾送信所に向かいました。ここは旧日本海軍が海に出ている艦隊に電信する場所であり、長波(低周波)の送信所で残っているのはここだけだそうです。ちなみに、この送信所はすごく高く、少し遠くからでも送信所の塔が見えます。

道中の針尾送信所

そして、一番近くの駐車場にバイクを停め施設を見学しました。デカすぎて写真が収まらん・・・。これは一号塔になるのですが、これは駐車場から一番近い送信所で中は見学することはできません。

針尾送信所一号塔

 この塔の中を実際に見れるのは三号塔になります。その前に受付の人が、ここの塔は大正の建築技術を駆使して100年間現存しており、この先100年まだ耐えるとのことを話していただきました。そして三号塔の、中に実際入りました。

無線塔内部

いやここ登るの無理だろ・・・、ファイ・ブレインに出てくる愚者のパズルの方がなんかマシに見えるわ。内部を見学したことによってこの塔の偉大さがよく分かりました。

 次に敷地内にある電信室を見学させていただきました。内部は古びていたり崩れていたりしましたが、面影は今でも残っていました。

電信室

 この塔の大正時代に建てられ、もう1世紀が過ぎてもなお残り続けるのは本当にすごいなと思いました。これが日本にとって間違ったことに使われていたとしてもこの技術というのは本物であると感じました。

 この針尾送信所を後にし、次に浦頭引揚記念館に立ち寄りました。引揚とは、第二次世界大戦終戦した後、アジアに散らばった日本人を日本に戻すことです。佐世保は主に東南アジアや満州からの引揚を主に行い、その経緯や引揚の様子、引揚者の寄贈品などが展示されています。

引揚について

展示品の一部

 高専の時の政治経済の先生が、「戦後の日本史を教えるのはタブーとされている」と言っていたことがよくわかる記念館でした。引揚ということ自体は舞鶴の記念館で知ったことでしたが、佐世保だけで130万人も引揚者がいることに驚きました。また故郷に帰れず、伝染病や栄養失調で倒れる日本人も後をたたなかったそうです。大和ミュージアム、鉄のくじら館、そしてこの引揚記念館で終戦してもそこからまた激動の時代があったことを忘れてはいけないと感じました。

 引揚記念館を後にし、次に佐世保の中心街にある海上自衛隊資料館(セイルタワー)に足を運びました。ここは、日本の海上防衛の歴史の説明と資料が展示されています。呉の大和ミュージアム、鉄のくじら館は主に船体の技術や旧海軍工廠の話題が重でしたが、ここでは日本の海上防衛、海軍、海上自衛隊の役割や歴史について展示されていました。また展望台からは佐世保の街を一望でき、護衛艦の頭が見えました。

 開国からどのように日本海軍は発展し、今の海上自衛隊の防衛につながっているか紐解くことができました。

 今日で、これまで横須賀、陸奥記念館、大和ミュージアム、てつのくじら館、軍艦防波堤、佐世保とこの旅で旧海軍にまつわるところを回るのは終わりです。艦これを初めて色々知ることができました、これで勉強することがよろしくないとする人もいるようですが、私にとってはゲームだろうがなんだろうがそれで知って興味を持てるなら素晴らしいことだと思います。この出会いで僕の旅の幅は広がりました。艦これとこれらの貴重な資料とそれを楽しんで勉強するためにこれらの場を作ってくれた方々に感謝です。

佐世保市街-生月島 ~日本本土最西端へ~

 セイルタワーの見学が終わり、お昼ご飯に。佐世保といえば佐世保バーガー、なんか本店を名乗っている店に行きましたが40分待つとのことだったので諦めて、近くの公園のそばにあるハンバーガー屋さんの佐世保バーガーを食べました。青空の下でのハンバーガーは最高でした。

 そして、さらに西側へ40分ほど、スタートして16日目でここにつきました。

日本本土最西端の地

西側を目指していた私にとっては一つのゴールです、長かった・・・。でも終わってもまだまだ走りますよ、ここではまだ終われない。

 そしてさらに西へ、平戸を抜けてライダーが一度は行ってみたいであろう生月島へ向かいました。生月島の入り口は有名な生月大橋です。

生月大橋

そして渡った先の道の駅で16日目の看板、ポルシェのお父さんに撮っていただきました。お父さんもバイク乗りらしくこの夏は北海道に行くらしい、私も行きたい。応援していただきありがとうございます!

そしてそのまま生月島の大ハエ灯台へ、時間は17時ごろ、空は快晴、待ちに待った生月サンセットウェイに入りました。写真は入り口だけ、あとは大橋まで一気に駆け抜けました。

生月サンセットウェイ北側入り口

もう横の夕日が最高でした。道路もアップダウンが程よくあり、ところどころ見える展望が素晴らしかったです。この感動は写真では無理なので、走行中の様子を動画で収めています。下のURLからもし興味があれば見てみてください、無編集ですけど。

youtu.be

 

 そんなこんなで生月島、平戸、佐世保と戻っていきました。夕飯はちゃんぽんです、長崎といえばこれ。ただTwitterではリンガーハットって言いましたが、ここはリンガーハットではないです、道中見つけたので適当に入りました。美味しかったです。

 生月島はこの旅では必ず行って、その素晴らしさを肌で体験したいという思いで行ってきました。実際快晴でしたし、綺麗な夕日を横に走る気持ちよさは一生忘れられないし、これは観光ではなし得ないものだと私は思っています。残り二週間ほど、今の自分の愛車だからできる走りをしていきたいですね。

まとめ

 3/5は伊万里から佐世保市内を観光、そして生月島までいきました。天候に恵まれ、午前中は勉強させていただき、午後はバイクを気持ちよく走らせることができました。今日のことは一生の思い出に残ったと思います。明日はいよいよ長崎を出てさらに南へ。それではまた。

日本列島横断ツーリング15日目(下関-伊万里) ~限界のある冒険の舞台へ~

 どうもこんにちは、雄一朗です。3/4は15日目、下関からスタートしました。いよいよこの旅も後半になりました。ここからは未踏の値が多くなるので非常に楽しみです。それではどうぞ。

下関-長門-角島 ~胸が熱いな~

 朝8時、下関の北の方の豊田から旅立ちました。下関といえば関門海峡らへんが主ですが、かなり北東の山中でした。初めの目的地まで最短ルートで行こうと思っていましたが、マップが日本海側のルートを出してくれたので、山口の北の長門を経由することにしました。出発してすぐは豊田湖沿の峠道ですごく走りやすかったです。

豊田湖畔沿い

 そして、下関を抜けて長門市に入りました。やはりずっと港を巡っていると長門の名前は無限に聞きますね。とても胸が熱くなりました。まだ山の中ですが徐々に海の方へ進みました。

宿から40分くらい進んだところでついに海が見えました。この旅始まって初めての日本海側の海を見ることになりました。ちょうど止まれるところがあったので、朝の海と共にパシャリ・・・。

長門の海沿い

そしてそのすぐ西側、本日のメインの目的地、角島が見えました。早速大橋を!!!と行きたいところですが、大橋付近は昼間に混むので先に角島の方へ行きました。空は少し曇っており、薄い雲により少し周りが白くなっていました。

角島大橋を渡ったところ

 県道をそのまま進み、角島灯台につきました。ここは日本でも有数の上に登れる灯台です。私の旅で登れる灯台御前崎灯台だけで、数ある灯台でも珍しい灯台となっています。朝9時ごろなのに観光バスや県外車番が多かったです。入場料を支払い、灯台に登りました。階段の数がとても多く、最後の階段はとんでもない傾斜で備え付けの綱がないと無理でした。

角島灯台の上から

灯台付近には、灯台の記念館があり角島灯台の建設の成り立ちや灯台の仕組みについて説明されていました。ただ時間の都合上はしょりはしょりだったので内容は覚えていない・・・。最後に灯台から降りて、近くの海岸沿いでパシャリ・・・。まだ曇りの白さは残っていましたが、非常に綺麗な海でした。

角島灯台を降りた付近

 この旅では、雪の都合上日本海側には行かない予定でしたが、3月で雪も凍結もなく快走道を走ることができました。いよいよ後半戦が始まった走り、非常に胸が熱くなりました。

角島-軍艦防波堤 ~随分と走ったな、愛車、共に走ろう~

 時間は10時半、角島大橋を見るのにいい時間になったので角島から本州へと戻りました。そして、15日目の看板、京都車番のお父さんライダーに撮っていただき、とても親切にしていただきました。ありがとうございます!

 ここからの景色もいいのですが、橋の付け根の駐車場のもう一つ上に上がったところが写真でよく見れる光景が撮れるところだったのでそちらに移りました。

角島大橋、高台から

 ここで写真を撮っていたら、写真屋さんの方に声かけてもらえました(多分私がカメラ持ってたから)。色々話をしていただき、島根からこちらに出張に来ているとのこと。車、バイクなどの車体を中心に撮っているとのことでよければとのことだったので、写真屋さんに写真を撮っていただきました。40日後くらいに届くので楽しみですね、プロの方に撮ってもらえたのでワクワクします。

 角島大橋を後にし、再び下関へ。今度は関門海峡の方へ向かいました。関門海峡の下の壇之浦PAで食事、唐戸市場で叶わなかったとらふぐの刺身と天ぷらを存分にいただきました。朝ごはんは忘れました、すみません・・・

 関門海峡大橋は想像よりも小さかった印象です、まあトンネルもあるし近いからね。四国の大橋たちを見てるとどうしても小さく見えちゃいました。

関門海峡大橋

そして九州の北の玄関、北九州市に入りました。本当はこのまま糸島付近まで課金ザムで行こうと思っていたのですが、この旅の途中で情報を入手し、行きたいなと思ったので進路は北九州の北西、若松区響町の方へ。ここは某タイヤの工場や石炭や貨物船などが並んでいる工業地域です。そして、マップでは探せないある防波堤に行きました。

軍艦防波堤

ここは軍艦防波堤と呼ばれ、太平洋戦争を生き残った駆逐艦である涼月、冬月、柳が防波堤として埋没しているところになります。残念ながら軍艦防波堤と検索しても、マップにはおそらく出てきません、頑張ってググりましょう。冬月については艦これのイベントで登場しましたね、北九州沖で(この時のセリフもここに埋まっている様子が伺えます)。冬月と涼月は完全に埋没しており見ることはできませんが、柳については船体の一部が見ることができます。

涼月の埋まっている場所

冬月が埋まっている場所

 現在は釣りのスポットとなっており、釣竿を持っている人が何人かいました。なお私が来る一時間前くらいに、この上で焼酎をがぶ飲みした人がいたらしいです。太平洋戦争によって、敵の攻撃により沈没した船、自沈した船、賠償艦となった船、解体された船がほとんどである中、解体も沈むこともなくいまだに役目を果たしている船はこの3隻だけではないでしょうか(詳しくないので分かりませんが)。ここに合わせてくれた艦これに感謝です。

 いよいよ本州を抜けて九州に入りました。角島大橋はほんと絶景でアクセスが悪い中来た甲斐がありました。大橋を写す頃には天気も回復したのでとても良かったです。まさか九州に上陸して初めて訪れるのが旧海軍にゆかりのある地だとは思いませんでした。旅は何が起こるか分かりませんね、知識をつけると旅に幅が広がって楽しいなと思います。

軍艦防波堤-糸島-伊万里

 軍艦防波堤を後にし、西へ、北九州都市高速福岡都市高速を走りました。マジでアトラクションです、福岡都市高速では福岡PayPayドームが見えました、超楽しかったです。そしてそのまま糸島に入りました。時間は17時、夕日が沈むにはとてもいい時間でした。玄界灘の海岸沿、西を進むので夕日がとても綺麗でした。

糸島の海岸沿

そして撮影スポットがあったのでその場で愛車と共にパシャリ・・・。ちょっと逆光でしたが、とても良い眺めでした、走っていてもとても気持ちよかったです。

糸島の夕日と共に

 糸島を抜けて唐津方面へ、そして虹の松原へ入りました。左右どこ見渡していても松の木まみれでとても驚き、走っていて感動していました。

虹の松原

結構走りばっかりでなかなか画像だけでは伝わらないかもですが、とても素晴らしい光景でした。

 そしてそのまま伊万里につき、夕食にしました。やっぱり佐賀に来たら牛ですね。てなわけで今晩は焼肉にしました、ご飯は妥協してはだめ。

 最後は夕日と松を眺めるツーリングになりましたが、すごい景色でした。後半戦の始まりのツーリングとしては100点だと思います。強いて言うなら、加部島も行きたかったなと思いました。

まとめ

 3/4は下関の北から、角島大橋、軍艦防波堤、糸島を通って伊万里まで走りました。この旅の後半戦が始まりましが、最初は非常に充実したツーリングとなりました。明日はこの旅の旧海軍巡りは最後になるかと思います(後の調査で追加になるかもです)。それではまた。

 

日本列島尾横断ツーリング14日目 ~少し一休み~

 どうもこんにちは、雄一朗です。3/3は14日目、広島からのスタートとなりました。旅をしてから2週間、早いですね。それではどうぞ。

 

広島-防府 ~本日は予定なし~

 8時起床、いつもより少し遅い朝となりました。宿の朝食弁当を済ませて、後日の宿の予約などの事務作業を済ませて出発は9時半。いやあ、、、今日は予定がなくてですね。本当は秋吉台とか走ろうかと思っていたんですけど、路肩に雪が残っていたり数日前に焼畑されてて見るものがないというとのことだったので、目的地がない状態でスタートしました。

 とりあえず、西へ、広島からは課金ザムして気付けば徳山くらいまでは来てました。流石になんか悲しくなってきたので、ツーリングまっぷるをひらけて近くの道の駅を検索。防府の方に良さげなところを見つけたので、そこに向かいついでに昼食にしました。

まさかの磯焼き・・・。心の準備ができてなかったので炭火の上に乗っているのはビビり散らかした結果ですが、とても美味しかったです。牡蠣を焼くのが楽しくなって追加注文しました。道の駅なのでソフトクリームをいただきました。

 ツーリングまっぷるは偉大でした。バイク乗る人は地元のものでも一冊でも持っていくと面白いと思います。

防府-下関 ~今日は一休み~

 防府を抜けた後はまた西へ進みました。どこ行こうかなーって感じでしたが、そういえばあるアニメの聖地(ロケ地)があるのでそこに向かいました。

シン劇場版 エヴァンゲリオンで登場した宇部新川駅です。実は一度行ったことがあるのですが、その当時は映画公開直後だったためエヴァに関するものは何もなかったのですが、二年後の今は切符にエヴァのハンコを推してくれたりスタンプ台があったりしました。

はい、私はマリが一番好きです。

 そしてそのまま下関の北の方の宿へ、宇部新川駅以外は特に何もなくのんびり走っていました。ちょっと寂しい感じですが、そういう日もあっていいかなと思います、毎日何かを求めると疲れちゃう。

まとめ

3/3は広島から下関まで走りました。正直パッとしない一日でしたが、1ヶ月も走るうちこんな日があってもいいかなと思っています。明日以降はかなりスケジュールが大変なので今日のような手抜きではいけませんね・・・。それではまた。

 

日本列島横断ツーリング12日目 ~海の向こう側~

 どうもこんにちは、雄一朗です。3/1は12日目、新居浜からのスタートとなりました。ついに3月になりました、今朝は少しあったかかったな・・・。朝食は新居浜の方で済ませちゃいました。それではどうぞ。

 

新居浜-尾道 ~新しい旅路へ~

 朝8時半ごろ新居浜から出発、ここから今治まで行くのに道が面白くないのに課金ザムしても下道で走ってもそんなに時間が変わらないので、下道でのんびりしまなみ海道の手前まで走りました。丹原あたりは少し走りやすいかな、でもこの時間は通勤や運ちゃんが多い。

 およそ1時間くらいでしまなみ海道の手前、糸山公園の来島海峡大橋展望台に来ました。ここに来るのはもう何度かわかりませんが、ここのいいところは駐車場から愛車と一緒に写真が撮れるところですね。夜になるとなんか変な団体客がいるので注意。平日の朝なので、ほとんど人がいませんでしたが、老夫婦のお二人がいらっしゃったので12日目の看板の写真を撮ってもらいました。ありがとうございます!

そして愛車だけの写真も撮りました。人がいなかったのでレイアウトし放題ですね。ただ、曇がちょっと多いかなというのが残念かもしれないですが。

来島海峡大橋

 しまなみ海道は複数の連絡橋で構成されている総称になり、今治側から見えるこの大きな橋は来島海峡大橋になります。しまなみ海道明石海峡、瀬戸大橋よりも多い島の数を経由して愛媛の今治から広島の尾道まで渡ることができます。またしまなみ海道は、チャリや原チャ、なんなら徒歩でも渡ることができる連絡橋です。この日も多くの原付や自転車を見かけました。

来島海峡大橋の上

 約60 kmの旅です。大島、伯方島大三島と過ぎ、生口島に入ると広島県に入ります。そして、次の因島大浜PAで少し休憩しました。ちなみにこの因島は、幕末に活躍した碁の棋士本因坊秀策やミュージシャンのポルノグラフィティの二人の生まれの地であります。確率高過ぎない?このPAでは、しまなみ海道の橋のワイヤー構造の模型がありました。

 休憩を終わらせてそのまま向島を渡り、本州へ足を踏み入れました。尾道市内で昼食にしました。当然尾道ラーメン

 四国の三つの大橋を眺め、本州を渡りました。これからまた新しい旅が始まります。今治で少し多かった雲ですが、本州を渡ったら少し青空が見え始めています。旅は中盤戦、まだまだ走り続けます。

尾道-竹原 ~向こう側からの瀬戸内海~

 尾道から海沿いを走り西側へ、目的地の呉までかなり時間があるのでツーリングまっぷるで寄り道を考えながらバイパスを進みました。

海沿いを望むバイパス

尾道市の西側にある三原市につきました。ここは海の目の前の山がある場所であり、四国から望む瀬戸内海とは違う顔をしていました

 ちょうどツーリングまっぷるで眺めがいいとの道である、竜王山みはらしライン(竜王スカイライン)によりました。ほとんど岩壁でしたがところどころ海を見れる場所があり、また空も近く非常に走りやすい道でした。

竜王山みはらしライン

そして頂上へ、約5 kmのパノラマラインを抜けて展望台へ・・・。と思いましたが、工事中でした・・・。なので途中で見下ろすことができる展望所へ。瀬戸内海がすぐそこでした。奥にはしまなみ海道も見えますね、素晴らしい光景でした。

竜王山から

 竜王山から降りて、さらに西へ・・・。はっきり言って最高の道でした。すぐそこには海が広がり、道も快走道、走っててとても気持ちよかったです。

 この快走道を抜けて三原から竹原へ、道の駅があったので少し休むことにしましたが、ここで新たな発見。

なんだこの可愛い姉ちゃん達ともふもふなものと・・・。私はよくわからないので調査しておきます。あとソフトクリームは売ってませんでした。

 三原から見える瀬戸内海は山が近く、とても海が近く見えました。四国の瀬戸内海も山が近い場所はありますが、ここまで海を間近に感じられる場所は初めてだと思いました。海を渡った先、同じ光景でも全く違うものに出会い走ってとても良かったです。

竹原-呉 ~暗い空、静かな海~

 竹原を抜けたら呉へ。その間も三原と同様に快走道でしたが、この道には牡蠣棚が海にありました。どうやって養殖してるのこれ・・・。

牡蠣棚

道には牡蠣の直売店がたくさん並んでいました。寄るか迷いましたが、私はお腹が弱いので今回は諦めました。

 呉に入った直後、ツーリングまっぷるで快走道のパノラマラインがあるとのことなので、野呂山をバイクで登りました。少し急勾配でヘアピンが多い道でしたが、とても快適に走れました。途中止まれるところがあったので、そこから写真を撮りました。

野呂山から

ここからまだ登れるので、そのまま頂上付近まで走らせました。頂上ではロッジやキャンプ場、ビジターセンターなど充実していました。そして、野呂山の頂上には星降る展望台とかぶと岩展望台があるのですが、星降る展望台は今日は雨だったのでお預けしました。その代わりかぶと岩展望台に赴きました。

かぶと岩展望台から

最高ですね、、、瀬戸内海の島々がここまで一望できるのはほんとすごいです。一枚目のメチャクチャ奥ですがしまなみ海道も見えます。もう少し晴れてれば見えてたかも。また、ちょうど雨が降るか降らないかの間際の時間だったので雨雲とのはざまが見えました。ゲリラ豪雨でよく見るやつです。高台だとすぐ見えますね。

 500 m登り素晴らしい光景に出会えました。今日は時間が余っていたのでたくさん寄り道しましたが、どこも素晴らしい景色でした。空は暗くなっていますがこの海はとても静かでした。この静かさが瀬戸内海の良さだとみんな口を揃えて言っています、本当にその通り。この素晴らしい光景がずっと続けばいいですね。

 そしてそのまま呉へ向かい宿へ到着しました。夕飯は呉海自カレーです。

呉駅前の阪急ホテルのカフェですがメチャクチャ緊張しました。メニューのページ戻したら4000円のコースとか・・・。そもそもなかなか作られてないんですね、ちょっと驚きました。

まとめ

 3/1は新居浜からしまなみ海道を渡り、呉まで走りました。同じ瀬戸内海でも海を渡ったことによってまた違う瀬戸内海の姿を見ることができました。もうすぐ瀬戸内海沿の旅は終わります。明日は、歴史に触れる日です。